自然の大きさ

あの地震の前夜に、お花の先生の家からレンギョウを受け取ってきていました(その前日がお稽古だったんですが、小山さんへの最後のご挨拶に盛岡に行っていたので・・・)。先週末にゆっくり生けるつもりだったけど、地震後はそんな気持ちになれないまま、せっかくのレンギョウはずっとバケツの中に。やっとこの連休の中日に生けることができました。
一種生けのお生花、とにかく基本に忠実な形になっています。
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先生に教えて頂きながらだったら、レンギョウの枝の変化を生かして、中段から流れ枝を出したりして、もっとカッコよく生けられたかもしれないんだけどね・・・

昨年秋頃から忙しすぎて、こんなにのんびりお花を生けたのは久しぶりだし、庭もほったらかしでした。気が付いたら、春はもうとっくに来ていて、スイセンも
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クロッカスも
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もうほとんど終わり。ハクモクレンと
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ミモザが満開です。
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でも、今年は少し遅いかな?
球根は毎年、スイセンだけでなく、ムスカリやフリージア、ヒヤシンスなんかもわらわらと咲くんですが、フリージアのつぼみなんかまだこんなに小さい。
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これはクロッカスっぽく見えるけど、秋にバラバラと植えた原種チューリップの一つ。
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いろいろな種類があるけど、今のところ咲いてるのはこれだけ。これからどんな花が咲くのか楽しみです。
新しく植えたといえば、こちらのルピナス、、、
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ここは初夏には一面のドクダミ畑?になってしまうのです。ドクダミに勝てそうな花、ということで、過去にアリッサム、芝桜、黄花コスモス、マリーゴールド、等を植えてみましたが、全て無念の玉砕(ToT)。「あの厳しい北海道の原野一面に自生するくらい丈夫なルピナスなら、もしかして!?」と、大いに期待しています(^^;。

気をつけて見回してみると、庭のあちこちに着実に新芽が顔を出しています。
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毎年この季節は「どんなことがあっても季節は確実に巡ってくるんだなぁ」と感心するのですが、今年は特に、自然の絶対的な大きさを実感します。自然に痛めつけらるとか、自然に癒されるとか、そんな言い方もしますが、これは人間の驕りかもしれないですね。
昨日のTOKYO FMのメロディアスライブラリーは西遊記でしたが、お釈迦様の手のひらの上で飛び回る孫悟空が、まさに自分たち人間の姿なんだな、、、と思い知らされます。

by konomi-caffe | 2011-03-21 17:08 |