Rally Mongolia 2011) ETAP-7 長い長い1日(前半)

いかん、、、年を越してしまった。
実は途中でめんどくさくなってしまい、このままフェードアウト、、、と思うたびに、誰かから「続きを楽しみにしてるんですよ~」なんて言われたりして、そのたびに気を取り直して書いてます。
あと2日分なので、頑張りまっす。。。
・・・ということで、ETAP-7です。

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ARVAYHEER - ATAR Total:659.28km
(Liaison:14.23km、Special-1:111.12km、Liaison:103.22km、Special-2:430.71km)

今日は全行程659.28kmでSSも2本、SS1は111.12kmの川渡りオンパレード、SS2は430.71kmの最後の3kmが砂丘越え。う~~~むぅ・・・(ーー;;;
ま、あれこれ心配ばかりしてても仕方ない、とにかく行けるところまで行くだけ!?

・・・が、朝のブリーフィング時、1つ目のSSのキャンセルが報告された。その時の写真がこちら。
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みんなの顔を見ると、ホッとしたのは私だけじゃないみたい!!(^^;;;

朝はゆっくりめに出発してSS2のスタート地点まで舗装を150km程移動、SS2のスタートは12:00とのことだった。12:00スタートで私のペースだと、砂丘に差しかかる頃にはやっぱり暗くなるなぁ・・・明るいうちにできる限り距離を稼ぎたいので、スタートは早くしてくれた方が助かるんだけどな。。。ちょっぴり嫌な予感?(;_;)



こんな感じのまっすぐな舗装路をひたすら移動。
Rally Mongolia 2011) ETAP-7 長い長い1日(前半)_f0041031_2323321.jpg
途中、スノジさんが追い抜きざまに写真まで撮ってくれたりして、
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のんびり移動の後は、SSのスタート地点でこれまたのんびりとスタート時間を待つ。
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そんな余裕のある時間はこの日はここだけでした・・・(^^;;;

勢いが良かったのはスタート時だけ、、、
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細かいアップダウンが続くピストは、路面はそれほど悪くはないものの、丘の頂上でいきなりカーブしててコースアウトしそうになったりして、何度かドッキリ!!であっという間にショボショボ~・・・な走りに(^^;;;
コマ図の間隔もせまくて分岐も多く、村もあって、何度か迷子に・・・(;_;)
この日は187.37km地点のRCPまでに、まるちゃん親子のジムニーワイドを2~3回見たような、、、まるちゃん、本当にナビが上手くなったなぁ!2005年のプリウスを思い出したりした(^^)

GPSが見たい時に見れないというのはやっぱりつらい、、、けどバイクにセットすると振動で電源が落ちて結局見れない、、、ということで、今日はジップロックに入れて左腕にガムテープで留めてみた(写真はシラス君のページから無断借用(^^;)。我ながらGood Idea!!(^o^)
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・・・と思ったのだけど、ジップロック越しだと変に日光が反射して見ずらく、読みとるのに時間がかかるし、その間は片手運転になるし、視線も前方から離れるしで危ない。最終的にはGPS本体がずれてきて袖の下にぶら下がるような位置に移動してしまい、全然見れなくなってしまったので、結局、ジャケットのポケットにしまうことに(ーー;;;
シラス君の「浅知恵だったですね」コメントにムカ~~ッ!!としつつも、何も言い返せないのでした・・・(;_;)
RCPにはCocoがバイクごと車に乗せられて到着、電装系のトラブルらしい。昨日の水没が影響したのかな??

RCPのスタートは韓国のLeeさんと一緒。でも、いきなりスタートからミスコース(だって村の中なんだもん・・・(ToT))してて、2kmちょっと先にあるはずの石のスタジアムが見つからない。停まって戻ろうとするとLeeさんが、「GPS、GPS!」と前方を指差す。このピストで方向だけは合っているという事か??
でも、これじゃこの先のナビが全くできないのでUターン。自信満々に前方を指差してたLeeさんも結局ついてくる、、、何なんだアンタは!?(ーー#

石のスタジアムを見つけ、オンコースに戻ってホッとしたのもつかの間、今度は井戸のところでミスコース。コマ図通りのピストだとCAPが違う??でも他にそれらしきピストが見つからない(後で聞いたところでは、井戸が雨で池になってしまっており、コマ図に書かれていたピストは水没していたらしい・・・)。
最初のピストを進み始めて、相変わらず後ろにくっついてくるLeeさんに「GPSの方向は?」と聞くと「OK!、OK!」と答えるので、そのまま進むことにした。しばらく走るが、コマ図に書かれている分岐やツーリストキャンプは現れず、どう見てもこのピストではないので停まる。後ろからLeeさんが「GPS!、GPS!」と前方を指差すが、信用できないので(^^;;;、自分のポケットからGPSを取り出して確認。確かに方向は合っている。このピストでなるべく次のGPSポイントに近づいて、そこから直接GPSポイントに向かうことにしよう。。。

5~6km走るごとに停まってポケットからGPSを取り出し、次のGPSポイントまでの方向と距離を確認しながらそのピストを進む。Leeさんもずっと一緒について来るけど、まあ、彼は自分でバイクを起こせるし、工具も持っている(ETAP4で、工具を落としてしまったT根さんにパンク修理用に自分の工具を貸した事も聞いている)しで、それほど気を使う事は無いのであまり苦にはならない。
何度目かの確認の際、次のGPSポイントがそこから真右に数百mなのがわかったので、そこからそのピストを外れることにした。そうだそうだ、たまにはLeeさんにも働いてもらおう!?(^^;;;ということで「We go GPS point directly, OK? Take me the point. I'll folow you.」と話しかけるとなんとか通じたようで「OK!、OK!」と走り始めた。すぐに目印のタイヤとオンコースのピストを発見!「よし!やった~! This pist, this pist, we are on course!」
とはいえ、残りの距離が200km、日暮れまであと3~4時間であることを考えると、もうこれ以上はミスコースで時間を無駄にするわけにはいかない。

しかし周囲はすでにうす暗い。おかしいなぁ?もう日暮れか??
いや、、、厚~~~い雨雲のせいだ。ピストには大きな水たまりがたくさんできていて、進行方向のはるか先の方には稲光も見えている。もしかして雨を追い掛けて行くことになる??
ま、それならそれで、濡れないからいいか!?(^^;;;

丈の高い草原の中のピストをCP2を目指して走るが、、、あれ!?CP2が無い!!
またミスコースか??と思いながらキョロキョロしたところ、30mくらい離れた隣のピストにフラッグを発見。慌ててそちらに向かって無事にCP2通過。

その後の村でも迷子になりかかるが、IMAGE図を基にもう一度ナビをやり直してなんとか通過し、枯れ川、お墓を確認してオンコースなのを確認。GPSポイントでもある井戸も確認、、、ヨシ!!
311km過ぎの分岐を自信を持って左に入ると、後ろのLeeさんがピピー!ピピー!とホーンを鳴らして煩い!
GPSの矢印と違うらしい。
コマ図では右手の山をグルリと回り込んで行く感じなので、多分、次のGPSポイントが山の向こうにあるんだろう。。。
煩いなぁ、、、違うと思うんなら自分の思う方向に行ってくださ~い!・・・と思いっきり無視してそのまま進むと、やっぱりLeeさんは後ろにくっついてくる。だから~あ、ホントに何なのよ~?アンタは・・・??
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相変わらずの草原の中のピストをとにかく進む。ただでさえ日暮れが近づいているうえに、雨も降って来てさらに暗くなった。カッパは持ってきていないけど、ジャケットの下に着込んでいるブレストガードとその上のゴミ袋が、ちょうどテントのフライシートみたいにうまく身体とジャケットとの間に隙間を作って、身体が濡れるのを防いでくれている。とにかく少しでも日があるうちに距離を稼ぎたい!!と、一度も停まることなく先を急ぐ。雨にヘッドライトの光が吸収されてしまい、前方がとても見にくい。

ついに、380km過ぎ、村の手前でとっぷりと日が暮れて真っ暗になってしまった!(ToT)

つづく

by konomi-caffe | 2012-01-03 23:19 | Rally Mongolia 2011